この時を待っていた…

ついに…
ついにやってきた。
この刻がどんなに待っていたのだろう?
初めてRPGをやり始めたのはいつの頃だったのだろう…
記憶にモザイクがかかって、お世辞にも鮮明とは言えない記憶の画像。
だけど、そこには確かに、残っている。
他のものは、どこかに追いやられていても、この画像だけは追いやれなかった。
思い出という陳腐な言葉でしか表現できない自分を悔やむ。
けれど、言葉にできたとしても、心は焦がれてやまない。
そう…
それは


「FINAL FANTASY III」

たぶん、世間ではクソゲー、やる価値なし、買う価値無いと騒がれよう。
懐古主義とも罵られよう。
だけども、我々は覚えている。
バハムートの厳しさ。
ネプト竜の優雅さ。
ミニマムの冥利。
下級JOBから中級JOB、上級JOBへの険しさ。
他にもありすぎて、どこから書けば良いのか分からない。
だけど、感じ取って欲しい…
このIIIの文字に感じたときめきに似た感情を…