Marco of Three thousand

出稼ぎにでた母を訪ね、マルコは遥か彼方の土地へ、旅立つ。
行く、先々に起こる出会いと別れ。
そこから生まれてくる、色んな情。
しかし、旅を続けていくうちに、マルコは自分と似ている人物に何人か出会う。
姿形どころか、名前も年齢も同じであった。
その人物も、母を訪ねていて、聞けば目的地は一緒だと言う。
そのような出会いがあり、マルコは旅を続けていく。
マルコが母がいる町に着いたときには、総勢三千人になっていた。
三千人のマルコは一人の母に出会った。
そこから語られる真実。
狂気を催した喜劇にしか聞こえなかった。
彼らは一つの種から作られたクローンだった。
尚且つ、遺伝子を改良された…
真実を告げられても、三千人のマルコは気落ちはしない。
なぜなら、彼らが歩んできた道は、三千人のマルコたちを強くしていたのだ。
真実を告げられた後、彼らは世界中に散らばって行ったのだった…


そして、1000年後…


人類が増えすぎたマルコを宇宙に移民させるようになって、すでに半世紀が過ぎていた。
巨大な宇宙都市はマルコの第2の故郷になり、マルコたちはそこでマルコを生み、育て、そして死んでいった。
宇宙歴0079、地球から最も遠い宇宙都市サイド3はネロ公国を名乗り、地球マルコ政府に独立戦争を仕掛けてきた。
戦いは膠着状態を呈し、1カ月余りの戦いで、ネロ公国と地球マルコは総人口の半分を死に至らしめた。
人々たちは自らの行為に恐怖した。



と言う、妄想をしでかしてしまいました。
本当にスイマセンでした。